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「仕事が一人で行うには大きすぎたり複雑で難しい場合には、連続的かつ機械的に結びつけられた個々の人間ではなく、チームで行う必要がある。ともに働く人は社会的な集団としてチームを形成する。仕事の関係に重ねて、仕事の関係を超えた人間関係をつくる。その社会的な集団が求めるものと仕事の組織が衝突するとき、犠牲にされるのは仕事のほうである。
 したがって、最高の仕事を組織するための第一の要件は、社会的な集団とその一体性が仕事に直接貢献するようにすることである。少なくとも両社の衝突を避けることである。
 これを実現するには、チームの仕事を独立したものにする必要がある。すなわち、まとまった仕事、独立した段階としての仕事、しかもスキルと判断についてなにがしかの挑戦の要素を含む仕事にする必要がある。そのうえで、真のチームとして組織される必要がある。対立ではなく協力のために組織される必要がある。そして、個人としての仕事ぶりだけではなく、チームとしての仕事ぶりについても報奨の対象とされる必要がある

P.F.ドラッカー 訳:上田惇生 (2006)『現代の経営(下)』ダイヤモンド社 

 長い引用となりました。ドラッカーがこれを書いたのは、1956年です。この時代にすでにチームプレーの必要性について言及されています。個人が一人でこなせる仕事には限りがあります。個人プレーヤーだけの組織では、サービス業であれば人が変われば品質が変わるというようなことが発生します。またその人のレベルやモチベーションによって仕事の成果(質・量)が変わります。そういったことではなく、個人ではなしえない、より大きな成果を求めるためにチームを組織する、数をこなすだけでなく、より大きな挑戦をするために人員配置を検討する必要があります。特にサービス業では、人員配置や人事の際、このような視点を持つことが必要だと考えられます。