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 健康保険(厚生年金保険)の被保険者の資格は、適用事業所に使用されるに至った日から資格を取得することになっています。そのため、通常であれば、入社日から資格取得するということになります。

試用期間中の取り扱いは?

 試みに試用される者(試用期間中の者)は、勤務の永続性が前提となっています。つまり、試用期間3ヶ月ということであれば、労働契約が3ヶ月間の有期契約ではなく、試用期間が終了した後も継続して雇用されることが前提(見込まれる)となっています。

 したがって、正社員になってからというように、3ヶ月の試用期間が経過して健康保険の被保険者とするのではなく、採用した日(試用期間の初日)から5日以内に資格取得の届出をしていなければ、試用期間の最初の日にさかのぼって、手続きを行わなければなりませんし、また3ヶ月経過した日から資格取得の届出をした場合には、資格取得日の訂正を行わなければなりません。

採用日と出勤日の初日が異なる場合は?

 健康保険の被保険者資格を取得する日は、事業所との間に使用関係が生じた日となっています。この場合、使用関係とは、現実に業務に使用されるようになった状態をいいますので、採用の辞令が交付されたことと使用されるに至った日とは必ずしもいっちしません。

 したがって、4月1日がさいようで実際に勤務したのが、5月1日であっても、4月1日から会社との間に使用関係が生じ、4月分から給料の支払いが行われれば、4月1日が資格取得日になりますし、4月1日より4月30日までは辞令が交付されたということだけで使用関係の実態がなく、給料の支払いも行われていないのであれば、5月1日になってはじめて使用関係が生じ、給料もその日以降から支給されるような場合は、5月1日が資格取得日になります。

採用したのに年金事務所への届出を忘れた場合は?

 被保険者が健康保険の資格を取得するのは、適用事業所に使用された日となります。届出を忘れていたとしても事実上の使用関係が生じた日にさかのぼって、資格取得届を提出することになります。採用した日から忘れていた期間、届出が行われていないとその間に業務外の事由で病気やけがをした場合、保険給付が受けられませんので、速やかに採用した日にさかのぼって、資格取得届を提出する必要があります。

まとめ

 社会保険の手続きは、5日以内とされるものが多くあります。こまめに事務を行うことが必要です。また現在は電子申請でも簡単に行うことができますので、活用されることをおすすめします。