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高年齢者無期雇用転換コース

50歳以上かつ定年年齢未満の有期契約労働者を無期雇用労働者に転換したときに受給できます。

キャリアップ助成金の正社員化コースでは、転換後、賃金額の5%アップが要件とされていますが、このコースでは、賃金額の引上げは要件とされていません。

また、キャリアップ助成金の正社員化コースでは、有期契約労働者から無期契約労働者への転換で受給できる助成金は、285,000円ですので、有期契約から、無期契約であれば、高年齢者無期雇用転換コースの方が助成金の支給金額は高額となります。

事業所や対象労働者の状況に応じて、使い分けをおススメします。

キャリアップ助成金について

受給できる事業主

受給できる事業主は、次のいずれにも該当する事業主です。

(1)雇用保険適用事業所の事業主

(2)高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長に、有期契約労働者を無期雇用労働者に転換する計画書を提出し、認定を受けていること

(3)無期雇用転換制度を労働協約または就業規則等に規定していること

(4)雇用する50歳以上かつ定年年齢(65歳以上である場合にあっては65歳)未満の有期契約労働者を計画期間内に無期雇用転換すること

(5)無期転換後6か月以上継続して雇用することおよび雇用保険被保険者として適用させていること

(6)支給申請日に制度を継続して運用していること

(7)転換日等の前日から起算して6か月前から1年を経過する日までの間に、事業主都合による解雇等がないこと、または特定受給資格者となる離職者を4人以上かつ被保険者の6%超発生させていないこと

(8)無期雇用転換計画書提出日において、高年齢者雇用推進者を選任し、次のいずれからの高年齢者雇用管理措置を実施していること

①職業能力の開発および向上のための教育訓練の実施等

②作業施設・方法の改善

③健康管理、安全衛生の配慮

④職域の拡大

⑤知識、経験等を活用できる配置、処遇の推進

⑥賃金体系の見直し

⑦勤務間制度の弾力化

(9)無期雇用転換計画書提出日から起算して1年前の日から支給申請日の前日までの間に、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律第8条または第9条の規定に違反していないこと

(10)転換した無期雇用労働者を65歳以上まで雇用する見込みがあること

対象となる労働者

対象となる労働者は次のいずれにも該当する労働者です。

(1)申請事業主に雇用される期間が転換日において通算して6か月以上5年以内で50歳以上かつ定年年齢未満の有期契約労働者

(2)無期雇用への転換日において64歳以上の者でないこと

(3)労働契約法第18条に基づき、労働者からの申し込みにより無期雇用労働者に転換したものでないこと

※有期労働契約が繰り返し更新されて通算5年を超えたときは、労働者の申し込みにより、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換できること

(4)無期雇用労働者として雇用することを約して雇い入れられた有期契約労働者でないこと

(5)転換日の前日から過去3年以内に、当該事業主の自称所において無期雇用労働者として雇用されたことがない者

(6)支給申請日の前日において雇用保険の被保険者であること

(7)派遣労働者でないこと

受給できる金額

まとめ

高年齢者は、経験も豊富で、過去の状況についての蓄積もあります。

今後、労働力人口の減少やアフターコロナの時代に突入した場合において、社内人材の活用は今まで以上に重要性を増してきます。

高年齢者を戦力として活かしながら、若手社員を伸ばしていく重要性が増してきますので、助成金制度を活用しながら今後の対応策を今のうちに練っておく必要があります。